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腎と脂質研究会 代表世話人挨拶

「腎と脂質研究会」は、杉野信博先生(当時:東京女子医科大学教授)、酒井聡一先生(当時:東京慈恵会医科大学教授)をはじめとする先達の先生方により1988年にスタート致しました。その後、斉藤喬雄先生(当時:福岡大学教授)が2014年3月までの長きに亘り本研究会を牽引され、同年4月より私が代表世話人を務めてさせて頂くこととなりました。微力ではございますが、本研究会が一層の発展を遂げるよう重責を全う致す所存です。

 腎疾患と脂質代謝異常の関わりは、ネフローゼ症候群にみられる高脂血症やFabry病のような先天性脂質代謝異常による腎障害などにより、古くから知られておりました。しかし、1982年にMoorheadらがLancetで示した仮説をきっかけに、腎障害の進行因子としての脂質代謝異常の研究が盛んに行われるようになりました。

 1998年、本研究会に関連した国際シンポジウム「Lipids and Renal Disease」が第2代 代表世話人である湯川進和歌山県立医科大学教授とWilliam F. Keaneミネソタ大学教授の主催により行われました。多くの先進的な研究がKidney International誌の記録集に掲載され、世界に向け発表されました。また2013年には、第3代代表世話人の斉藤喬雄福岡大学教授とBertram L. Kasiske ミネソタ大学教授によるWCNのサテライトシンポジウム「Kidney and Lipid」が共催され、このシンポジウムでは脂質の及ぼす腎障害に関する理解が深まり、「腎と脂質研究会」のさらなる活性化が図られました。その後も、毎年本研究会ではさまざまな研究成果について活発な討議が行われ、腎疾患に関する脂質代謝異常の解明や新たな治療法の開発に寄与しております。そして2015年には、本研究会の成り立ちと非常に関連の深いLDLアフェレーシス療法が、従来の治療に抵抗するネフローゼ症候群に対して有効だったとの報告(POLARIS研究)がなされ、腎と脂質領域に関する研究に貢献できていると確信しています。

 メタボリックシンドロームが世界的に注目されている中、脂質代謝異常はその最も重要な危険因子で、腎臓も標的となることは免れません。本研究会において、私達は今後そのような面にも強い関心を持ち、予防や治療の研究に携わって行きたいと考えます。

 このホームページでは、腎臓と脂質代謝の研究に関心を持たれる多くに方々に「腎と脂質研究会」にご参加を頂くことを希望し、その概要と活動状況を示して参ります。

事 務 局
藤田保健衛生大学医学部腎内科学
〒470-1192愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1番地98
電話0562-93-9245/ファックス0562-93-1830